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平成26年新年挨拶

平成26年新年挨拶
更新日2014年7月15日

 平成26年新年挨拶

 日頃から町政の推進につきましては格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
 町長就任から1年があっという間に経過しました。病院の経営改善問題、水道の水源拡張・整備、耕作放棄地対策としての山羊の飼育と山羊ミルクを使った製品開発、有害鳥獣対策等々山積する課題に対して、多くの方々のご支援とご協力を受けながら取り組みを進めております。まだまだ充分な成果は出てきておりませんが、「対話と融和のもと安心して暮らせる町づくり」をモットーとしつつ更なる町の発展に向けて日々取り組んでいるところでございます。
 昨年は、自民党政権に戻り、所謂アベノミクス効果により、円安・株価上昇の追い風を受け景気に明るさが出てきたといわれていますが、その効果が地方にまで広がっているという実感はまだありません。生活に潤いを感じるようになりたいものです。また、2020年の東京オリンピックの開催が決定し、スポーツを核とした活気の相乗効果を大いに期待したいと思います。一方、社会保障費の確保を目的とした消費税の増税が決まったことによる経済低迷の懸念、TPP問題の行方、遅々として進まぬ東日本大震災の復興問題、また、尖閣諸島をはじめとする領土関連の問題等多くの難問を抱えており、その推移を注意深く見守っていく必要があると思います。
  本町においては、かねてより計画していた関ケ原中学校の改築に着工することができ、今年の秋には新しい校舎で授業を受けられるようにしたいと工事を進めています。この校舎は学校としてはあまり例がありませんが、免震構造となっており、予想される東海東南海地震にも備えたものです。現在は免震装置の設置も終わり、順調に工事が進捗しております。
  また、有害鳥獣対策としては、4つの地域協議会において、獣害防護柵で農地を中心に延べ約19キロを囲い、野菜などの農作物を鹿や猪などから守る取り組みが行われました。これは、金網などの材料費を補助で購入していただいて地区の住民が協力して設置するものです。有害鳥獣の根本対策にはなりませんが、住民との協働の自衛対策として来年度以降も進めていきたいと考えています。
  国県町の財政状況は非常に厳しいものがありますが、その中にあっても住民の福祉の向上や地域の活性化に向けての努力は休むことなく続けていかなければなりません。本年も、時代の変化に柔軟に対応し、安心して暮らせるまちづくりに向けて職員一丸となって取り組んでまいりますので、町民の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。