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下水道とは?

下水道とは?
更新日2007年9月25日

下水道の必要性

水は、私たち人間はもとより地球上のあらゆる生物にとって欠かすことができません。

人々は生活のなかで、いろいろな形で水を使っています。

使われた水が多量にそのまま川や海に流れ込むといったいどうなるのでしょうか。

川や海には、もともと少しぐらいの汚れた水なら、流れ込んでもきれいにする力があります。しかし近年、私たちの日常生活は豊かになり、日常生活や産業活動などに使用される水は、著しく増大しています。このような多量の汚れた水が川や海に流れこむと、自然の力では浄化されず、今日のように汚れた川や海になってしまいます。

下水道は、日常生活や産業活動により発生した汚水を処理するだけでなく、きれいな水によみがえらせて川や海にかえす施設なのです。つまり下水道は私たちの時代だけでなく、子・孫たちの時代にも豊かな自然と快適な環境を守るのに欠くことのできない施設なのです。このため、国や地方公共団体で下水道事業に取り組んでいます。

 

下水道の役割

下水道とは、汚水の排除及び処理機能を有しており、大きくわけて3つの効果をもたらします。

  1. 環境の改善をはかります。
    日常生活や産業活動などから排水された汚水は、下水管を通ってすみやかに終末処理場に流されるので、道路側溝や水路からの悪臭や、蚊・ハエの発生を防ぎ、快適な環境になり、伝染病の予防にも役立ちます。
  2. 水洗トイレが使えます。
    個人で管理しなければならない浄化槽を必要としないで水洗トイレが使えます。トイレのイメージも変わり、臭気がなく、衛生的で清潔で、安全で快適な水洗トイレの使用ができます。
  3. 川の水がきれいになります。
    最近の水質汚濁の原因である家庭排水・工場排水などの汚水は、終末処理場で清浄され川へ流しますので、昔のようにメダカやどじょうなど魚や貝が住める美しい川になります。