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お子さまのための熱中症対策

お子さまのための熱中症対策
更新日2024年7月2日

子どもの体温は気温に影響されやすい

子どもは皮膚が薄いうえに、体温を調節する機能が未熟であるため気温に伴って体温が変化しやすいです。そのため、地面に近い分、特に夏は大人が感じているよりもプラス1~2℃ほど高い温度を感じています。

子どもは自分の症状をうまく伝えられない

子どもは自分の体調を自覚し、適した言葉で表現することが難しいです。顔を真っ赤にして遊んでいたり、止まらないほど汗をかき続けていたり、おしっこが少ない・色が濃いなど大人がいち早く気づく必要があります。また「眠たい」「疲れた」などの発言は熱中症のサインかもしれません。

暑さ指数(WBGT)を確認しましょう

気温×湿度×輻射熱×風によってどれくらい熱中症の危険性が高いか示す指標です。こまめに確認し、外遊びなどの目安にしましょう。関ケ原町の暑さ指数(環境省)

暑さ指数(WBGT)  指針と主なポイント 気温(参考) 

 31以上

 運動は原則中止 *特に子どもの場合は中止すべき   35℃以上

 28~31

 厳重警戒(激しい運動中止)

 *激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動を避ける

*10~20分おきに休憩し水分・塩分を補給

 31~35℃
 25~28  警戒(積極的に休憩)  *激しい運動では30分おきに休憩 28~31℃ 

 21~25

注意(積極的に水分補給)   *熱中症の兆候に注意し、運動の合間に積極的に水分・塩分補給  24~28℃
 21未満  ほぼ安全(適宜水分補給)  *市民マラソンなどでは熱中症に注意  24℃未満

                                    日本生気象学会、日本スポーツ協会参照

※)日射しを浴びたときに受ける地面・建物・人物などから出ている熱

対策方法

子どもを車内に置き去りにしない

炎天下ではエアコン停止後わずか15分程度で車内温度は命の危険があるレベルまで上がります。少しの間でも車外に出る際は、子どもが車内にいないことを必ず確認しましょう。

水分をとる

1キロ当たりに必要な1日の水分量(目安)を知っていますか?きちんととれていますか?

乳児  150ml 例  6kg=約900ml 
幼児   100ml  10kg=約1600ml
学童  60ml  20kg=約1200ml

※ただし、食事の水分も含む

日頃から暑さに慣れさせる

適度に外遊びをして暑さに慣れさせておくことも大切です。

室温25~28℃、湿度70%以下の部屋で過ごす

体感温度やエアコンの設定温度ではなく、湿温度計で室温25~28℃湿度70%以下であるか確認しましょう。反対に、24℃以下であると外との気温差が激しく、身体への負担が大きくなります。(自律神経失調症)

熱中症の症状と対応方法

軽度:めまい、立ちくらみ、筋肉痛など

(1)涼しい場所に移動し、首・わきの下・足の付け根などを冷やす。

(2)水分をとる(脱水には経口補水液がおすすめです)

中等度:吐き気、嘔吐、頭痛、倦怠感など

(1)(2)で対応しても改善しない場合や、以下に当てはまる場合にはすぐに受診しましょう

□経口で水分補給できない

□様子を見ていたが症状が改善しない

□意識障害はない

重度:呼びかけに答えない、水を飲んだり身体を冷やしたりしても改善しない、水分がとれない、汗が出ない

すぐに救急車を呼んでください!!