更新日2024年6月27日
総務省によると令和5年5月から9月の全国における救急搬送者数は9万人を超え、内訳をみると高齢者が最も多いと発表しました。(参照) 高齢者は身体に含まれる水分量が成人より少ない分、脱水のリスクが高く熱中症になりやすいです。暑くなる前から対策を講じましょう。
当てはまるものにチェックをしてみましょう
□トイレなどを気にしてあまり水分をとらないようにしている
□さっぱりとした食事が多く、タンパク質をあまりとらない
□同じメニューを繰り返し食べる
□朝ご飯を食べない。または1日3食食べない
□心臓や肺の機能が弱い(薬を飲んでいる)
□普段から寝付きが悪く、何度も目が覚める
□エアコンが苦手であまりつけない。電気代を気にしてつけないようにしている
※当てはまる数が多いほど、熱中症の危険性が高まります!
対策方法
1.お茶やお水を1日1.2L(コップ6杯分)以上飲む(カフェインやお酒の過剰摂取は脱水につながります。重労働をした際は水分+塩分補給)
2.1日3食食べ、3食バランス良くタンパク質をとる
3.十分な睡眠をとる
4.湿温度計にて気温25~28℃、湿度70%以下の部屋で過ごす(エアコンの設定温度や体感温度ではありません)
5.暑さ指数を把握し、状況に応じて行動をとる
〔農作業時の注意点〕
*二日酔い、寝不足の際は外仕事を控える
*20分おきに休憩をし、水分・塩分を補給する
*携帯電話を肌身離さず身につける
*暑さ指数を把握して行動する
症状と対処方法
軽症:立ちくらみ、足がつる、筋肉痛など(意識がはっきりある)
すぐに水分・塩分補給
中等症:全身がだるい、頭痛、吐き気など
涼しい場所に移動し、冷やしたタオル等で首・わきの下・足の付け根等を冷やす
重傷:呼びかけに応えない、自分で水分がとれない、身体を冷やしたり水分塩分をとったりしても改善しないなど
すぐに救急要請
毎日確認しましょう
□エアコンや扇風機を効率よく使用する
□こまめに水分・塩分をとる
□シャワーやタオルで身体を冷やす
□暑いとき、二日酔い、寝不足の際は無理をしない
□一人で行動する際は携帯電話を肌身離さず持ち歩き、できるだけ単独行動を控える
□涼しい服装をする(帽子や日傘の使用)
□緊急時・困ったときの連絡先を確認している