本文にジャンプします
メニューにジャンプします

平成27年新年挨拶

平成27年新年挨拶
更新日2015年1月5日
 平素は、地域福祉の向上と町行政の推進についてご理解とご協力を賜り心からお礼申し上げます。
 昨年は、アベノミクス効果による経済の更なる活性化が期待されました。企業等においては利益を伸ばしているところもありますが、消費税の8%への増税や円安による輸入物価の高騰などから中小企業や一般庶民にまでは未だ恩恵が届いていないようです。このため、消費税の10%への移行を1年半延期することの是非を問うとして年末に総選挙が行われたところです。
 町におきましては、消費税8%への対策として、春にプレミアム商品券の発行を商工会にお願いするとともに、町内業者による住宅改修に対する助成をすることといたしました。また、町民が起業した場合の助成も始めました。
 一方、厳しい財政状況でありますので、ヤギの飼育事業から撤退することといたしました。もともと耕作放棄地等の雑草対策として、ヤギの放牧による環境保全を目的としたものですが、残念ながらそれほどの成果もなく、また、ヤギ乳を使ったアイスクリームについても、美味しいとの評価を受けており特産品としての定着を期待したのですが、採算の見込みがたたないところから、やむをえず決断に至った次第です。今後は、牧場としていた旧北小校舎の有効な再利用を検討していきたいと思います。
 古戦場の町として、観光の推進には以前より課題が多くありました。東海環状自動車道西回りルートの開通を機に西濃地域にも観光旅行者の更なる誘致を目指す岐阜県とタッグを組み、古戦場観光の再整備を図るために観光グランドデザインの策定を行っています。より多くの歴史ファンや観光客の方々に来ていただき、関ケ原の魅力を再発信できるよう取り組んでまいりたいと思います。
 校舎の老朽化に伴う関ケ原中学校の改築工事もほぼ完成し、外構工事の一部を残すのみとなりました。3月には竣工式と内覧会を行う予定となっています。その他の公共施設等においても耐震対策を順次進めてまいります。
 人口減少・少子高齢社会における地域福祉対策もこれからの本町にとって非常に重要な課題となってまいります。保育、教育、医療、介護等課題は多くありますが、一つひとつ丁寧に取り組み、住んでいて良かったと思えるような、地域の絆がしっかりと根付いた安全で安心なまちづくりを目指してまいりますので、皆様のご支援ご協力をお願いいたします。