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令和4年新年挨拶

令和4年新年挨拶
更新日2022年1月1日

 

 

 あけましておめでとうございます。皆様には清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 今年こそは、新型コロナウイルス感染症が終息し、自由に行動できる喜びを皆様と共に分かち合いたいと願っております。

 平素は、町行政の推進に温かいご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症の第3波による緊急事態宣言で始まり、第4波、第5波と規模を大きくしながら続きました。特に第5波は、全国で一日に2万5千人を超える感染者が発生し、大変な脅威となりました。感染者の多かった岐阜県におきましては、8月末から9月末までの間、緊急事態宣言が発出され、飲食などの制限、公共的施設の閉鎖等も行われました。しかし、ワクチン接種が医療関係者、65歳以上の希望者より始まり、若い世代にも着実に実施され接種者の増加に従い、感染者は急速に減少へと向かいました。本町においては、接種対象者の約91%に2回目の接種をしていただきました。65歳以上については集団接種で、64歳以下については集団接種と個別接種の併用でスムーズに実施することができました。皆様のご協力に感謝いたします。しかし、海外では再拡大となっている国も多くあること、変異株のオミクロン株による感染が広がっていることなど、まだまだ予断を許さない状況となっております。今後も感染防止対策にご協力くださいますようお願い申し上げます。また、3回目のワクチン接種につきましては、町内の医療機関において期日指定個別接種とする予定でおりますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、昨年も各種のイベントなどが延期、中止となりました。その一方で、7月には一昨年から延期されていた東京オリンピックが開催されました。テレビ観戦が主ではありましたが、日本人選手の活躍もあり大いに盛り上がった大会となりました。また、オープンから1年を迎えた岐阜関ケ原古戦場記念館では、昨年10月に来場者数10万人を超え、多くの方にお越しいただけたことを大変嬉しく思います。アフターコロナにおいては、さらに多くの観光客の皆様に関ケ原を訪れていただけるようおもてなしを充実させていきたいと考えています。

 本町は、人口減少が進み少子高齢化が顕著となっています。税収も減少傾向にあり、財政状況も厳しい状態です。このような状況であるため、基準を割り込んだことにより昨年4月に過疎地の指定を受けました。今後は現実を厳粛に受け止め、国の財政的支援を活用しながら過疎からの脱却を目指すため、町総合計画をベースとして策定した「関ケ原町過疎地域持続的発展計画」に基づき、インフラや環境整備などを計画的に進めて参りますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。また、皆様方自ら町の活性化に資する事業にチャレンジしていただきますようお願いいたします。

 今年の干支である「壬寅(みずのえとら)」には「厳しい冬を越えて芽吹き始め、新しい成長の礎となる」といった意味があるとされています。以前の日常を取り戻し、さらに飛躍する一年となることを祈るとともに、皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げ、新春のご挨拶といたします。