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令和5年新年挨拶

令和5年新年挨拶
更新日2023年1月1日

 あけましておめでとうございます。皆様には清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 平素は、町行政の推進に温かいご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症オミクロン株の大流行(第7波)となり、第6波までを大きく 上回る感染者が出ました。秋口に向けて減少傾向となりましたが、冬には増加傾向が顕著となり、第八波に 入ったといわれています。一方で、人がたくさん集まるイベント等については、感染対策をしながらも以前のよう に開催できるようになり、ウィズコロナの日常が定着してきたように思います。

 昨年2月にロシアがウクライナへ軍事侵攻し、無辜のウクライナ国民が犠牲になっています。ロシアのミサイ ル等による攻撃により、エネルギー関連のインフラ施設や病院などの公共施設に限らず、多くのアパートなども被害を受けています。ロシアの軍事侵攻に対しては我が国をはじめ多くの国が経済制裁を科していますが、その効果は顕著なものがありません。逆に、食料や原油等の輸入関連物資の流通が不安定になり、加えて円安が進んだことで、我が国の物価が高騰しています。多くの商品が原材料費の高騰を理由に値上げをしており、家計を直撃しています。このような状況から脱するためにも、一日も早く侵攻が終結を迎え、以前の平和な社会 が戻ってくることを願ってやみません。

 本町でも、新型コロナウイルス感染症の感染対策で中止していた合戦祭りを3年ぶりに開催することができました。岐阜関ケ原古戦場記念館が開館してから初めての大型イベントとして、前の週には県と町の共催の形で大関ケ原祭が開催され、2週にわたって多くの人出で大いに盛り上がりました。マスクの着用やお酒類の販売中止等一部制約を求めましたが、内容的には以前とほぼ同じ程度に開催できたことを喜んでいます。

 昨シーズンの降雪は、統計を取りだしてから最高の91センチを記録しました。それ以前の数年は、暖冬で降雪も少なかったことから、久しぶりの大雪で対応が大変でした。国道の大雪における予防的通行規制として、早めに通行止めを行って除雪を行おうとしたことも十分な連携が出来ていなかったことで、混乱を大きくしたように思います。十分な連携による除雪体制の構築と、迂回路としてのバイパス整備の必要性を痛感したところです。今シーズンの雪はどうでしょうか?少ないといいですね。

 今年は、年明けから交通手段を持たない高齢者等を対象に、デマンドタクシー制度の試行を行います。どのような方法での運行が本町に適しているか実証し、本格運行につなげられることを目指します。また、老朽化の進む公共施設対策にも取り組みを行います。まずは、町民体育館の耐震補強と内装改修から取り組み、その後順次インフラや環境整備にも取り組んでまいります。人口減少少子高齢化の進行が顕著な本町ではありますが、時代の要請は待ったを許してはくれません。福祉の充実、DX(デジタルトランスフォーメーション)を始めとした行政運営の効率化等にも配慮しながら、活力ある住みやすい町づくりに向けて全力で取り組んでいく所存です。

 新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息することを願い、今年一年が素晴らしい年となることを期待し、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、新春のご挨拶といたします。